限界の先

いちばん好きでいちばん練習した曲。ショパンのスケルツォ2番

いつか舞台で弾いてみたいな〜と思いつつのんびり練習していたけど、あまりにもヘタすぎて、一度あきらめたことがあった。フリーピアノで弾いてみて録音したものを聴いたときにあまりにもヘタすぎて、あんなに練習したのに・・とスラムダンクの晴子ちゃんのセリフが頭の中によぎった。


よく人前で弾けたよな、もう自分にはこれが限界なんだと思った。
それから半年くらいあきらめつつも微妙に練習を地味に続けていた。


反田恭平さんの演奏がとても好きなんだけど、ショパンコンクールの動画をみていたら、スケルツォ2番を弾いていた。やっぱ好きだなこの曲。わたしもこんなふうに弾いてみたい(さすがに無理だけど)と心にぽわっと小さな火が灯った。

ある時、フリーピアノの場所を通りがかった。今日は楽譜を持っていないけど予約に空きがあった。わたしは暗譜してる曲がめちゃめちゃ少ない。・・スケルツォ、弾いてみよっかなとふと思った。

弾き始めたら、ピアノのすぐそばの席に若いカップルがやってきて座った。
めちゃめちゃガン見されてるのがわかる。わたしはかまわず曲に集中した。
曲が終わった時拍手が起こった。それはお世辞じゃなくてほんとの拍手だというのがわかった。
そしてそのカップルはめちゃめちゃ大きい拍手をくれた。
「伝わった」と思った。

限界の先ってあるんだなーと思った。


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